第7章 1年生の朝 3つの試練

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一、朝のブリーフチェック

 S大学の学生寮は、基本的には、一般大学の一般学生向けの寮と同じで、起床時間と言うものは特に決められていない。2〜4年までは、講義に遅刻しないよう起きれば、それでよかった。しかし、1年生の場合は、そうはいかないのだ。  

 新入生教育期間中、1年生は、朝5時半に起床する。そして、ブリーフ一丁で廊下に出て自室のドアの脇に、手を後ろに組んで立ち、4年生(部屋長)が来るのを待たなければならなかった。オナニー禁止の教育期間中、その半ばを過ぎると朝立ちも半端ではなくなる。だが、己の朝立ちをを鎮めている暇は1年生にはなかった。

 教育期間中、すでに海の男として1歩も2歩も先を行く4年生たちは、朝5時には必ず起床し、食堂で他の4年生となにか打ち合わせをしていた。4年生の先輩がすでに全員起床している中、1年生は、眠いなどと言ってはいられなかった。

  朝5時半、大志は、まだ眠い目をこすりながら、ベットから起き、廊下に手を後ろに組み直立不動で立ち、山田先輩が来るのを待った。大志は、寮ではブリーフ一丁で寝ていた。

「あーあ、今日も一日先輩たちからシゴカれるのか。早く、終わらないかなぁ〜教育機関・・・。それにしても、今日はビンビンだなぁ。山田先輩にまたからかわれちゃうなぁ・・・。」

 ほどなく、山田先輩がやって来る。

「おはようございます!」

と大声で挨拶する大志。そんな大志い、山田先輩は、

「オッス!大志、今日も元気か?どれ、ブリーフをチェックさせてもらうぞ!」

といい、大志の白ブリーフを外側から観察するのだった。大志は、山田先輩の視線を、己のブリーフ、そして股間に嫌というほど感じてしまい、真っ赤な顔になるのだった。

「へんなシミはついてないだろうなぁ〜。オナニーは禁止なんだからな!そろそろブリーフ汚れてきてつらいだろうが、我慢しろよ。」

 山田先輩は、ニヤニヤしながらそう言うと、右手の親指と人差し指で、大志のブリーフのフロント部分の腰ゴムをグイ〜ンと前に引っ張り、

「内側はどうだ?」

と言いながら、中を覗くのだった。

 周りに大志の股間臭いがモワァっとひろがる。自分でも嫌になるチンコの臭い・・・しかし、山田先輩は、特に嫌な顔はせず、やはりニヤニヤしながら、

「お前、今朝も元気だなぁ〜。まぁ、センズリこけねぇ〜んだから、仕方ねぇか。それにしても、たまってんだろうなぁ・・・。」

とコメントする。

 大志の朝勃起チンコは、ビンビンに怒張し、下腹にピタリとくっついている。ブリーフのゴムをひろげられ、股間に感じるスゥとした感覚でさえも、大志の男性自身にとっては強烈な刺激となっていた。

「つれぇか?」

と聞いてくる山田先輩。その質問に、大志は、さらに顔を紅潮させ、

「は、はい・・・」

と、素直に答えるのだった。

「まあ、男は我慢だ!よし!本日のパンツ検査、合格!」

と山田先輩は言うと、引っ張ていたブリーフの腰ゴムをさらにひろげるように引っ張り、サッと離すのだった。パチン!と音を立てて、白ブリーフの腰ゴムが、大志のへその下あたりを打つ。それが毎朝のブリーフチェックの終了を告げる音だった。

 大志は、

「パンツの検査をして、どうしてシコってないかわかるんだろう?わけわかんねぇ・・・。」 

と内心思いつつも、山田先輩のブリーフ検査合格宣言に、

「ありがとうございました!」

と、大声であいさつをして応えるのだった。

 廊下のあちこちで、パチン!「ありがとうございました!」の音と声が響いている。それが、S大北寮、新入生教育期間中の朝の音だった。 

 

(2024・6 追加シーン 朝のブリーフチェックの詳細 202号室前)

 そんな中、隣の202号室の1年生川原真治は、部屋長の岩本先輩から、

「このシミ、小便のじゃねぇよな・・・ちょっとゴワゴワしているんじゃないか!」

などと、ネチネチと恥ずかしいことを指摘されている。

 それだけではなかった。岩本先輩は、後輩の穿くブリーフのYフロント部の社会の窓から右手を遠慮なくグイと入れて、川原の屹立した朝勃起チンポをグッと握り、上下に何度かシコシコと扱き始めてしまうのだった。

「せ、先輩、勘弁してくださいよ・・・そんなシゴかれたら、たまんないっすよ・・・自分たち何日シコってないとおもってるんスか・・・」 

と、何とも切ない声を上げる川原。

 そんな自室の後輩に、ニヤニヤ笑いながら、岩本先輩は、

「よしよし、隠れてシッコてないのはウソじゃねーらしいな・・・合格だ!」

言うと、さっきまで川原のブリーフのYフロント部分に入れていた右手を抜くと、今度は、ブリーフの上から、川原の朝立ちでビンビンのサオをビコーン、ビコーンと人差し指で「デコピン」をするかのように弾き打つのだった。川原のブリーフのフロントの部分に、だんだんと透明の粘液がしみだしてくる・・・。

「あっ、あぁ〜、せ、先輩・・・」

悩ましい声をあげる川原。もちろん、川原のブリーフのゴワゴワのシミは、毎朝、岩本先輩からいじられた時に、こしらえてしまったものなのだ。

「オラァ!合格出してやったんだ!感謝せんかい!」

バチィ〜〜ン!!

 今度は、岩本先輩の「腿ピン」が、川原の左太ももを強襲する。

「いってぇ〜〜、あ、ありがとうございました!」

 廊下に響く川原のデカい声に、4年生たちからは、笑い声が起こるのだった。

(2024・6 追加シーン 朝のブリーフチェックの詳細 202号室前 以上) 

 あとで、川原は大志に、

岩本先輩、きっとホモだぜ。」

と耳打ちする。しかし、そんな川原も、岩本先輩からイジられることがまんざらでもないようだった。

 もちろん、このブリーフチェックは、1年生にプレッシャーを与えるための儀式的なものであり、不合格となり、夜の反省会で懲罰となる事はなかった。 少なくとも、最初の1週間は・・・・。

二、朝の床磨き訓練

  ブリーフチェックが終わると、北寮の廊下に、

「総員!!床みがーき!!」

と、4年生の先輩のよく通るデカい声が響き渡る。

「ィ〜ス!」

と、それに応答するブリーフ一丁の1年生たち。

 新入生教育期間は、ブリーフチェックのあと、1年生全員が、自分の住む階の廊下の床磨きをする。ダスキンのモップの先端のような雑巾をもち、 ブリーフ一丁の一年生5人程度が一列に並び、腰をグッと落とし、しゃがみ込むような姿勢で、「ワッセ、ワッセ」と掛け声をかけながら寮の廊下を端から端まで丁寧に磨いていくのだった。

 S大学の廊下磨き、すなわち、雑巾がけは、船上での甲板磨きに相当するもので、廊下に顔が映るくらいまでピカピカに磨き上げるよう指導される。

 4年生たちは1年生の後ろから、竹刀片手に、掛け声の指導と、前進のペースが落ちないよう指導する。4年生たち低く野太い野郎声で、1年生の掛け声を先導するように 「ワッセ、ワッセ」と掛け声を出して1年生を先導していく。1年生たちの声が小さくなれば、4年生は「オラァ、元気がねぇ〜ぞ!」と喝を入れ、ペースが遅くなれば、手に持つ竹刀で1年生のブリーフのケツを遠慮なく小突くのだった。 

 そんな4年生たちも、夏季休暇明けに始まる遠洋航海実習では、甲板磨きの際、新入りとして、同様のシゴキを、教官たちから受けることになるのだが・・・。 

 

 新入生教育期間終了後は、1年生が全員で週1回土曜の朝、 体育キットのなかのケツ割れサポーター一丁で廊下磨きを行うことになっていた。よって、1年生は金曜日の夜は外出はできるが外泊はできなかった。

 また、新入生教育期間終了後も、1年生は上級生たちの起こし役に回らなければならなず、やはり気の抜けない朝が続くことになっていた。もし寝坊して先輩たちを起こし忘れると、腕立てとか、廊下でのサオに青いリボンをつけてのフリチン正座の罰が待っていた。

三、朝の短艇漕ぎ訓練

 新入生が乗り越えなければならないもうひとつの朝の試練は、「短艇漕ぎ」と言われるもので、船に搭載され人命救助などに利用される手漕ぎのボートの練習訓練だ。

 北寮と南寮の短艇漕ぎ新人対抗戦が5月下旬の大学祭で行われるので、それまでは、大学の講義開始前に毎朝、寮ごとに、(新入生教育期間中は床磨き訓練でクタクタになった後)、おもに漕艇部の上級生から訓練を兼ねた指導を受けることになる。

 クルーは片舷6名で計12名。オールは直径15cm、長さ2m、重さ30kgで、腕力ではなくて腹筋で漕ぐ。そんなわけで、乗り込む前に腹筋を徹底的に鍛えるということで、ケツがすれて痛くなるほど、腹筋運動を延々とやらされるのだ。

 そして、やっと短艇に乗り込めたかと思うと、短艇では、艇座と呼ばれる背もたれがない細い板のうえに浅く腰掛け、オールをしっかり握りいっせいに引っ張りながら、体を後方へそらすようにして漕がなければならない。 ケツを軸にして身体全体を伸ばすのでしばらくするとケツの皮がめくれ、パンツのケツの部分に血が付く。訓練の後、血のかさぶたができ、ケツに張り付いたパンツをそっと剥がしとり、同級生または先輩から消毒してもらうときは、悲鳴が出るほど痛さだ。 

 このような試練に耐え抜いて、一人前の海の男が育っていくのである。5月の大学祭までには、新入生たちのケツの皮も少しは厚くなり、短艇漕ぎもどうにか格好のつくものになるらしかった。

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